脳と精神の意外な要因
脳の事を知りたくて、そういう職業に就きました。
脳梗塞や脳出血、沢山の患者さんを見てきたけど、やっぱりよくわからないね。
同じ病巣で同じくらいの重さで入院してきても、退院時は全然違ったり。
同じような治療されてもかなり個人差がある。
精神科にも勤めていた事があるのですが、これまた、同じくらいの重さの症状で入院された方でも、人によって、全然経過が違うと思いました。
もちろん、医師の言う予後予測に異論はないし、大概そうだろうなとは思います。
長い事働いてると、意外な要因で良くなる傾向、悪くなる傾向に気が付きます。
入院されてて、毎日家族が来る患者さんは、やっぱり治療意欲が違う。
積極的だし、自ら目標を掲げて取り組むし。
精神科でもそう。
退院後の受け入れが整ってると、退院時の見通しがついてるから患者さんも、安心してそれに向かって治療され、早い段階で通院になるしね。
勿論、違う場合もあります。
病気になると、急に社会的な立場や役割とかはっきり認識せざるを得なくなるなるね。
社会から必要とされるからその人の価値が決まるとかないけど、
随分ちげーよなーって。
特に脳とか精神の病では、そういう要因が与える影響力半端ないっていうか。
自分も自分の足元みてヒヤヒヤします。
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